議会・議員についての一考察

議会・議員についての一考察。
長いけど、読んでね。(笑)

僕も応援に行った2人の友人政治家の選挙が先週日曜日22日に行われました。

一つは埼玉県秩父市議選。僕と同じ頃に議員になった清野和彦さんの2期目の選挙。もう一つは伊那市長選。これまた同じ頃に議員になった八木拓真さん。八木さんは市議選ではなく、市長選の挑戦でした。

結果は清野さんは前回から342票増やしての3位当選。
一方、八木さんは落選。当選した現職市長は八木さんの倍以上の得票でした。同じ志を持つ八木さんが直接的な政治の舞台から一旦でも離れてしまうことがとても残念です。

そしてGW前半の最終日4月30日(月)には、安曇野市議会報告会が行われます。個人議員としては僕も含め、議員活動の報告会を行っている人はいますが、今回の会は議会全体としての報告会です。

会場は豊科の市役所4階。昼の部は午後1時半~、夜の部は午後7時~あります。後半は市民からの意見や要望を聴かせて頂く場にもなるので、どうぞご参加ください。

さて仲間の政治家の選挙や開催される議会報告会などを通じて、改めて議会や議員の役割ってなんだろう?自分たち議員・議会の存在意義はなんだろう?ということを書いてみようと思います。

これは議員になってからの4年半の間、絶えず自分に問い続けてきたテーマです。

行政(市役所)と議員・議会の違いってなんだと思います?

行政は執行権があり、議会は議決権がある。

行政は市の多分野にわたる市民の暮らしのあれこれを執り行う。一方議会は正しく適正な行政執行がなされているかをチェックする。

行政と議会とがバランスを取り合い、車の両輪のようにして市政が前に進んでいく、とはよく言われることです。

市のお金の使い道(予算案)を提案するのは市長の権限なのですが、それを承認するかどうかという議決権は議会の権限です。

このお金の使い道はおかしい、この行政判断はおかしい、というチェックを入れ、議会が認めなければ行政は予算執行ができないのです。それぐらい議会の議決権は重たい。

ところが安曇野市議会も含め、多くの地方議会では、予算案が否決されること、または修正予算案が議会側から出されることはほとんどない。

行政側から出される議案のほとんどが賛成される。議会が追認機関(ただ、いいよいいよと認めるだけ)になり下がり、もはや地方議会は要らないんじゃないかとまで言われてしまうのです。

また議会(議員)は行政に対し、もっとこういう政策をやったらどうか、という政策提案を行うための発言や議会側からの議案提案ができ、市民の代表である議会からの提案として、行政施策として展開されることもあります。

上記のような行政と議会との関係、言葉で言えば二元代表制と言って、行政のトップである市長も、議会を構成する議員も、それぞれ市民による選挙によって選ばれています。

どちらが上位・下位と言うことはないのですが、むしろ議員は市民の代表として選挙で選ばれた人として、行政側からもかなり丁寧に対応してもらえます。

ここまでが前置き。

では、実際に議会、議員は、その役割を果たしているのか?ということです。

2つの例で示します。

1つは市(行政)の出す「広報あづみの」と議会が出す「議会だより」。

これを見比べてみてください。違いが分かりますか?

議会だよりが、単に行政のやったこと、やることを紹介するだけの似たり寄ったりの内容ならば、それは議会としての役割を果たしてないことになります。

行政が出してきた議案について、議会がどのような議論をしたのか、そしてその結果どういう判断をしたのか、というところにこそ議会の専門性があるのです。

そんな議会だよりになっているでしょうか。

もう1つは、今度4月30日に行われる議会報告会。

これが単にこんな提案が行政から出された、と言うことを報告するだけなら、それは行政報告会であり、議会報告会の内容にはなりません。

「行政がやろうとしていることは分かった。で、議会はどう(しようと)したの?」

この視点をもって、議会だよりも、議会報告会も注目してみてください。そこに議会や議員の「質のある」働きかけがあるのかどうかを。

では「質のある」とはどういうことか。

一般質問の傍聴に来られた方やネットやあづみ野テレビで見ている人は分かると思いますが、取り上げたテーマについて行政側に現状や行政の取り組みを聴くだけで、それ以上の突っ込みや提案がないまま、次の質問に行く議員も少なくありません。

行政の答弁を聴いて、「分かりました。よろしくおねがいします。」と。

これでは行政の施策発表会の引き立て役です。突っ込んでナンボ、提案してナンボ。それが議員の仕事だと思うのです。

また、あれをやってくれ、これをやれ、と議員は議会でモノを言える立場にあるわけですが、ではそれをやるための費用(財源)はどこから持ってくるのか。財源が持って来れないなら、今ある施策の何を減らすのか、また減らすという覚悟があるのか。

毎回の定例会ごとに議員は毎度毎度いろんなことを提案するわけで、それが議員の仕事と言えば仕事なのですが、単なる思いつきでモノを言ってるのか、それとも根拠を持ち、市の現状を把握し、市民の声をしっかりと拾い上げ、先進事例を調べ、財源まで考えて言っているのか。

そこにも議員としての「質」があると思うのです。

あれやこれや言うだけの議員ではなく、自らも行動する議員でありたい。

あれやこれやいう時に、思いつきでなく、靴のかかとをすり減らし調べ上げたうえで言う議員でありたい。

市民の声を代弁する際に、ただ伝達するだけでなく、そこに自分の考えや理想も足しこんで、さらに自分の言葉で話せる議員でありたい。

2期目の議員を務めるにあたり、僕はその専門性を果たせる議員でありたいと思います。

そしてそう言った議員が増えて、総体としての議会が、ちゃんと議会としての機能を果たせる、そんな議会を作りたいと強く思います。

幸い僕はどの会派にも属していない無会派議員です。
すなわち、どの会派の人たちとだって、一緒にやれる、そう思っています。

一個人議員としても頑張りますが、議会としても際立っていくようにすること、そのことも強く意識してやっていこうと思っています。それは安曇野市議会のすべての議員の願いであると信じています。

今回の2人の政治家の選挙の当落を通じて、政治家は4年のスパンの中で結果を出していかなければならないと思いました。
次の4年もやれる保証は無いのだから。

以上、自戒・自省を込めて書いてみました。

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