3月25日安曇野の環境を守る市民の会の総会やります

北小倉ゴミ処理施設問題に関心あるの方々
原告団のみなさま
環境を守る市民の会のみなさま

以下の日程で安曇野の環境を守る市民の会・総会を行います。

日時:3月25日(日)午後7:00~9:00
場所:小倉多目的研修センター(JAあづみ小倉支所の向かい)
※本件に関心ある方はどなたでも参加できます。参加費無し。

総会では3月28日と30日に判決が下される民間廃棄物処理施設をめぐる2つの裁判の状況を説明します。また事業者がヒ素やフッ素などを含んだ有害な汚水を地下浸透させている疑惑についても説明します。
そして今回以下の特別講演・学習会があります。是非都合をつけてご参加くださるよう、そして関心ある友人知人などへの情報拡散もお願いします。

●特別講演テーマ
「環境ホルモンが、子供や胎児などの若い世代にどのような影響を及ぼすのか」
講師:松野亮子さん
英国ケント大で環境ホルモンについて学ぶ。法学博士。

※総会では託児(無料)を行います。
ご予約は事務局中村まで 090-1868-4200

●安曇野の環境を守る市民の会とは・・・
安曇野市の西山山麓線(県道25号線)沿い、三郷と堀金の境にある民間事業者の廃棄物処理施設の稼働に伴う、環境汚染や生活被害などをなくし、将来にわたって安心して暮らせる地域を作っていくために活動している市民団体です。
以下、少し長いですが、何故このような活動をすることになったのか、この問題の簡単な歴史を紹介します。

♪10数年にわたるこの問題の簡単な歴史・背景
安曇野市に合併する以前の旧三郷村時代に、もともと地元にあった「増田建設産業」(以下M社)という事業者が経営に行き詰まり、旧梓川村(現・松本市梓川)の「あずさ環境保全」(以下A社)が業務提携という形で関わることになり、現在問題になっている場所に突如として大きな工場が建ち始める。2004年のこと。
ここに至る経緯から既に問題は始まっている。

この工場の建設の様子を見た地元住民は、M社の経営がうまくいっていないことは知っているので、大規模な工場を建てていることを不審に思い、自ら調べたところ、地元の業者ではないA社の名前で建設されていることを知ることになる。周辺住民に同意を得ることなしに、工場が建設された。

こんなことが通ってしまう、旧三郷村時代の村や長野県などの行政の責任もある。しかし稼働すれば、場合によっては様々な環境汚染につながる可能性のある施設なので、周辺住民に対し、納得いく説明が行われず、同意を得られないままに建設されるなどということが許されていいわけがない。

この点に関し、2004年当時、県の条例で地元同意が絶対条件でなかったという法の不備もあった。その後改正され、現在はそのような事業者の勝手な建設は
書類審査の時点でも以前よりは厳しくチェックされるようにはなった。
実際に何らかの被害が出るかもしれない周辺住民にとってみれば、大変な事態。事業者や行政に対し、住民説明会を開き、納得がいく説明を求めることになる。

初めから誠意のある事業者なら、建設を始める前に説明会をするのが当たり前。しかしA社は、既に建てた後なので、何とか稼働にこぎつけたいのか、
一度は説明会が持たれたものの、住民が不安や疑問に思う点を再度答えるように要求したことに対し、一度も応じることはなかった。

一方、地元住民の同意を得ずに建設されたことを問題視した県は、一度事業計画の白紙撤回をする。すると事業者は県を裁判で訴えた。結果、県が損害賠償を払うような事態にはならなかったものの、県は事業者に操業の許可を与えることとなる。

この間、住民は抗議をするものの、蚊帳の外。納得できる事業者からの説明はないまま。そんな状況の中、施設の周辺では既に粉塵や騒音で住民には被害が出ていた。それもあって、さらに事業者への不信は高まり、約200戸余りの北小倉区は区を挙げてその事業者の操業禁止を決議し、動き始め、現在に至る。

そんななか、事業者は新たに「一般廃棄物の木くずのチップ化」という事業の許可申請を安曇野市に行う。それまでの操業でさえ騒音や粉塵が出て困っている住民がいる上に、住民の同意なしに建設・操業を続ける事業者。
新たに許可を与えることなど地元としては決して許されるものではない。しかし、市は、不許可にする理由がないという。更に市は、不服があるなら裁判で訴えたらよいという。そして市は事業者に許可を出した。

裁判で訴えるのが最良の道かどうかはともかく、住民たちは自分たちの生活を守るためには裁判をやるしかない状況になった。当然地元北小倉区は裁判も区を挙げて取り組んでいくことになる。
この間、近隣地域の方や、離れていても事態を理解した人たちの間で支援の輪は少しずつ広がってきており、「安曇野市が出した許可を取り消せ」という、行政が相手の訴訟が240名の原告で始まった。これが2010年11月。

その後、事業者の操業停止を求めるには、事業者を直接訴えることも必要ということで、裁判は行政相手の「行政訴訟」と事業者相手の「民事訴訟」という2種類の訴訟が並行して進行することになる。そして、事業者に許可を出している長野県に対しても、その許可取り消しを求める訴えを起こし、現在に至る。

♪では、環境汚染・生活被害などの具体的な問題は・・・
ヒ素やフッ素などを含む汚水が、既に地下浸透している可能性が高い。
施設は建設されたが稼働していない、汚泥の堆肥化施設が、今後稼働した時の臭気問題、廃プラスチックの圧縮・梱包施設をはじめとして、人体や農作物へ影響のある化学物質の飛散騒音、粉塵、振動等の問題、景観の破壊。
事業が本格稼働した場合には、周辺道路の通行量がさらに増え、事故の確率も高くなる何か農作物に被害が出た場合、それに派生する風評被害などなど

以上、長文読んでいただき有難うございます。

以下は事務局・津村の考えです。

自分たちの地域のことは自分たちで決めるという、自治の基本が崩されている状況がこの事業者や行政の在り方に見えます。
気付いた人がそれぞれの立場から「反対」「ダメ」と声を上げること、このことは、極めて積極的な政治参加だと思います。より良き地域の発展や、安心して自分や家族が暮らせる環境を作り守るために、私たちにできることをやっていくこと。

安曇野市も、市民との共同ということをよく言います。
行政にお任せでは良くなりませんよ、共に豊かな暮らしの実現のためには、知恵を出し合ってやっていきましょうよ、ということですよね。選挙で投票することも、行政や議員の活動を市民が監視することも、今回のように現状の枠の中では、よい方向に向かわない場合には裁判をすることも、より良き市民の生活を目的にした共同作業だと思います。

裁判の原告になることもその一つ、原告にはならなくても裁判の傍聴に行くこともできます。裁判費用を寄付することもできる。問題を広く世に問うために情報を拡散することもできる。裁判の判決がすべてを決めるわけでもない、それも一つの見方、自分たちが安心して暮らせる環境を守るためには、そうなるまでやり続ける。

過去のひとり一人のそういった粘り強い活動の上に、日本の今の社会があると思います。出来る人は専門的な分野の見識を広げることもとても大事になってきます。仮に、調べたら、この施設なら小学校の隣に建てても安心だという結論になったとします。反対する理由はありません。しかし今回の問題になっている施設は違うのです。
それぞれが忙しい毎日、ひとり一人がやれることは限られています。今回の総会の機会に足を運び、他の人の意見を聞いたり、状況を聞いたりすることも、
また新たな知恵が出てくるきっかけになるのではないかと思います。

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