今年は暖冬で、なかなか雪が降りませんでしたが、おとついの晩から
朝にかけて、こちらでは10cmほどの雪が積もりました。
僕は年末最後の仕事でしたが、風はサンタさんからプレゼントされた
おもちゃのスキーで庭を歩き回っていたそうです。

今年も残すところ後2日。今日は友達ファミリーと一緒にお餅をつきます。
この1年を振り返っての地球宿通信です。
今年1年、いろいろな角度から増田ファミリーを応援してくださった方々、
ありがとうございました。
どうぞ来年もよろしくお願いします。
良い年越しをお過ごしください。


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今年1年を振り返ろう。

9月頃、堀金の物件で宿でやろう!と決め、資金協力の呼びかけをし始めた。
ところが悦子の意見から見直すことになり、結果この物件は見送った。
既に協力の呼びかけもし始めているのに、という思いが最初は出たが、
投資額の大きさや家自体の古さで今後も改修費用がかかることなど、
改めて冷静な検討を重ねると、やはり止めて良かったと思う。
悦子が気に入らないということも大事な要素だった。

協力を呼びかけた80人ほどの人たちにはその旨の連絡をし、
何人もの人からアドバイスのメールをもらった。
どれも内容があるもので、それもまた考える材料になっていった。
このように行きつ戻りつであるが、その分自分たちのやっていきたい中身、
どんなふうに展開していけばいいのか、お金の算段などを重ね、
形ではない部分の検討ができ、夫婦での話し合いも進む。
大事な過程のように思う。
本年の終盤のお騒がせ(?)も一区切りがつき、改めて物件を探しを再開して、
新年を向かえる。


宿づくりの中身ということでは大いに進んだ1年だった。
地元地域での繋がりができていったということが何よりも大きい。

まず僕もメンバーである地域づくりグループ『黒沢自由塾』の峯岸さんの
声かけで、「都農交流〜安曇野からこんにちわ」と銘打って、
武蔵野市に安曇野を紹介するイベントに出かけた。
バスに同乗した方たちは「安曇野の達人」という先輩の方々。
相談できるお仲間が何人もできた。

僕はその中で、「安曇野観光に対するアンケート」を武蔵野市民の方たちに
向けて行った。(その結果についてはここで割愛)
松本大学住吉先生のグリーンツーリズム研究の一環として行い、
同時期に松本大学で行われた「安曇野の観光を考える」シンポジウムでも、
調査結果の発表の機会を頂いた。
これらを通じて、松本大学の地域観光を専門とする先生方とやり取りが始まり、
アウトキャンパス(課外授業)として、松村・津村君らと学生を受け入れた。

また6月には武蔵野に出向いた際にお世話をしてくれた武蔵野の方々を
安曇野に迎え、1日安曇野松本観光を企画した。
これもまた自由塾の方々を始め、たくさんの人たちと企画を練り、
旅行会社では真似られない、いい受入れ企画となった。

このように安曇野を舞台にした観光を考える自分にとって、
最も大事なソフトの部分について、地元在住の「安曇野の達人」や地域に
根付いた大学の先生方との出会いがあり、また安曇野観光のあり方を
考える機会を持てた一年となった。


そんな中で「自分もこの安曇野を舞台にして、一企画打ってみよう!」
と自分の思いも高まり、若者対象のワークキャンプを実行した。
この企画の目指すところとして、いかに関わってくれる人たちの魅力を
引き出せるか?ということがあった。テーマも「夢追い人になろう」
にして、夢を見つけようとしている20代前後の若者と、その夢を見つけ、
一歩先を進んでいこうとしている安曇野の30代の人たちとを出会わせ、
響き合おうというもので、農作業の受入れや1日インターンシップなど、
夢が交流する場を持った。

結果2つの手応えを持った。
1つは参加した若者たちが大いに楽しみ、感じてくれたこと。
もう1つは関わってくれた地元の方たちが喜んでくれたこと。
この2つはやはり正比例するのだ。
宿単体で成り立つ宿ではなく、地元の方たちに大いに協力してもらいながら、
時にはワークキャンプのような企画もやっていく宿づくりの原点がつくれた。
安曇野に移り住んで2年半、1つの通過点であるが、こうして自分の思いを
形にできたことは大きかった。


こういった動きの土台として欠かせないのは、自分もまた農的生活の実践者で
あるということだ。米づくりは2年目。
「僕は、自分で作った米を食う。」
そう確かに自分自身に言える米づくりを今年もやることができた。
そしてこの畑や田んぼは、人を受け入れる「業場」ともなった。
松本大学の学生たち、シャロムヒュッテを舞台にしたBe good cafe安曇野の
農業ワークショップ、稲刈りや田植え、ヒエ取りなどで仲間を受け入れる。
また田んぼをやることで、新たな出会いもあった。
自分が真剣に向き合っている田んぼだから、迎え入れて一緒に作業をしたい、
伝わるもの、伝えたいものができていったように思う。
今年も無事にお米が取れて、僕ができる有形のもので最高の贈り物、として
食べてもらうことができる。


さて最後に増田ファミリーの1年。

まず風には本当に手を焼き始めた。まずそういう感想が出てくる。
可愛いだけの子育ての時期は終わり、手を焼き、腹立ち切れることも度々だ。
これから向こう15年以上も続く子育ての始まりだろう。
「まだまだ、これからこれから。(笑)」と先輩方からは笑われそうですが。
親として、片手間でなく、時間も愛情も労力もかけて風に向き合っていく、
風の思いをしっかり受け止められる親になっていかなければならない。
親としてももう一度ふんどし締め直す時だろう。
今5歳。来年は保育園の年長さん。

風に手を焼く分、光には悦子も僕も癒されている。
既に自分の思いを声、表情、行動でしっかりと伝えることができる。
喜んだり、笑ったり、泣いたり、そのシンプルな行動に、
人間の原点を見る思いだ。
光は1歳半。来年は卒乳かな。

悦子さん。
今年も子育て、家事、そして僕が持ち込む様々なことを
一生懸命やってくれました。僕の世話もしてもらったかな。
何よりも一番ありがとうって言いたい。
アロマテラピーやブログなど、どんな事柄でもいいから、
悦子が悦子のやりたいことを見つけてやっていこうとしていることが、
僕も嬉しくって、それができるように今度は僕が子どもをみたりして、
悦子をサポートしていきたい、そういう気持ちも出てきた。
ブログ「ゆるるん日記」が書けるように、ゆるるんとした生活ではないけど、
気持ちを寄せていきたいと思っております。
来年は悦子の日をもっとつくろうね。
本当に今年一年、最後の最後までゲストを受け入れてくれてありがとう。

最後に望三郎。
来年2月に38歳。四十路も近いですな。
今年一年、本当に長かったなあ。いろんなことがあったなあと思う。
今年の目標の「宿の場所を確定する」という目標は達成できなかったけど、
宿の場所もきっと見つかるよ。これだけ楽しく生きてんだから。

今年も本当にいい一年でした。
たくさんの出会いにありがとう。
たくさんの応援協力にありがとう。
家族が健康で居られたことにありがとう。

みなさんも良い年越しをお過ごしください。
また近況などを知らせてもらえたら嬉しいです。





長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでの感想やご意見・アドバイスをいただければと思います。
メール boetu@d6.dion.ne.jp