増田望三郎@安曇野地球宿です。
こんばんわ。

夏が過ぎ、朝夕肌寒い秋がやってきました。
早くも今朝はファンヒーターを点けました。
薪ストーブの点火も近そうです。

秋になり、農作業の方は米、蕎麦、エゴマ、大豆と収穫が続きます。
いずれも脱穀が必要で、お米はハーベスタという機械でやれますが、
あとの作物は棒で叩いたり、足踏脱穀機を使って、大変手がかかります。
秋晴れの空の下、叩いて叩いて叩きまくる日々がこれからしばらく続きます。

お米は稲刈りが終わり、今ははざがけ(天日干し)の最中。
今年は収量が例年の6割ほどでした。日照時間の不足もありますが、
それが主原因ではないようで、自分の米の作り方を改めて考え直しています。
例年の6割ともなると、同じ作業をしてもこれだけか・・・というような
残念な思いになる自分がいます。でも、上手くいってたら考えないこと、
いつの間にか満足の線があがっている自分に気づいたり、米づくりの奥深さを
実感したり、今年はこういう結果で良かったんだと思っています。
来年度、またゼロからのチャレンジ&スタートです。


9月に『ワークキャンプin安曇野〜生きることは食べること〜』という
イベントを行いました。昨年地球宿にやってきた東京や長野県内の仲間たちと
実行委員会をつくり、農的生活や半農半Xをキーワードに呼びかけ、
東京など都市部から20代、30代の参加者35名が集まりました。
地元で農的生活や農業を行っている仲間たちに受け入れてもらい、
農業や農的な暮らしを体験し、実践者の思いに触れました。

参加したある女性が最後にこのような感想を出していました。

「生きることは食べること、そして食べることは愛することだと思う。」

農作物の作り手が、どのような思いで作物を育てているのか、その現場と思いに
触れて、自分たちが今まで何気なく食べていたものの背景を知り、自分も愛情を
持ってその食べ物を食べていきたいという思いに至ったのでした。

参加者の瑞々しい感想を聞いて、消費中心の都市生活者にとって、
食べ物を生産する現場に触れることの大切さを再認識しました。
また受け入れた側も、自分たちにとっては当たり前となっている農と食の
繋がりが、いかに生活を心豊かなものにしてくれているのかと再認識しました。
実行委員のメンバー、地元の仲間たち、そして参加者。安曇野を舞台にして、
それぞれの思いが足され、心に残る企画を創れたことを本当に幸せに思います。
これからもこのような都市と農村の心の交流をやっていきたいです。


さてこの秋から増田ファミリーの暮らしと地球宿の運営が大きく変ります。

これまで千葉県に住んでいた悦子の両親が安曇野に移り住んできて、
僕たちファミリーと一緒に暮らし始めています。
長年体一つで頑張って働いてくれたお父さんもこれまでの暮らしにさよなら。
今後は娘や孫たちの側で、新たな生きがいを見つけて幸せに暮らしてください。
お母さんには暮らしのこと宿のこと、いろんなサポートをお願いすることに
なりますが、どうぞよろしくお願いします。

そして両親の移住に合わせて、両親と増田ファミリーが一緒に暮らす家を、
別に構えることになりました。
新しい家(と言っても築40年)は現在の地球宿から徒歩4分です。
僕や悦子はそこから宿に職場として通うことになります。
ゲストがいる時は、ゲストを残して家に帰るわけにも行かず、
僕も宿に寝泊りすることになります。
日本一距離の短い単身赴任になるのかな〜と思っています。


宿も3年目を迎え、おかげさまでたくさんのゲストが地球宿に来てくれます。
宿泊ゲストだけでなく、地球宿を通じて、自分のやりたいことを実現しようと、
地元内外の方たちも訪ねてきてくれます。
この80数年の古家に『地球宿』という命が宿り、たくさんの出会いと共感、
展開を生み出し、それが小さな、しかし確かな人の和を創り出しています。

そんな宿をたくさんの仲間たちと育てていけることは、至上の喜びなのですが、
一方宿が加速度的に賑やかになっていくにつれて、そこに住む家族の暮らしを
いかに安心・安定したものにしていくかは大きな課題でした。
悦子と何度も何度も話し合ってきたこの課題を、暮らしと宿を分ける、という
形で解決しようとしています。

増田ファミリーの暮らしの要素が地球宿からは無くなり、もしかしてゲストの
みなさんは寂しく思う方もいるかもしれませんが、家と宿の距離も近いし、
行き来はしやすいです。
これからも増田ファミリーでみなさんを迎えていくことには変りません。
形や運営方法は変っても、地球宿に宿る精神はこれまでも変らず、これからも
変りません。
どうぞみなさん新しい地球宿をよろしくお願いします。


実りの秋。
今週末17日(土)は地球宿の2周年イベント、月末には秋の安曇野の風物詩、
安曇野スタイルが行われます。また11月はふじリンゴの季節。
今年もおぐらやま農場のリンゴ狩り体験も行われます。
どうぞ秋の安曇野においでください。




長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでの感想やご意見・アドバイスをいただければと思います。
メール boetu@d6.dion.ne.jp