増田望三郎@安曇野です。
安曇野地球宿通信第6号です。


安曇野は山だけでなく、里にも初雪が降り、氷が張る朝も続き、いよいよ冬の入口です。
春、夏、秋と楽しく気持ちよく過ごして来ましたが、さてさて安曇野の冬はどんなんかいな〜と思っています。

こちらの冬の朝はよく霧が立ち込めます。
通勤で駅まで向かう8時頃になってもまだ真っ白で、そのなかを自転車で駆け下りていきます。
駅に着く頃にはコートは薄白くなり、睫毛には水滴がついてしまいます。
電車が来るまでの数分、駅の待合のストーブで温まります。

逆に霧が無い晴れ渡った時は、アルプスの山々がきれいに見えます。夏と違って、くっきりと見える感じです。
まだ全面に冠雪していませんが、これからもっときれいになるでしょう。凛とした山を見るのが楽しみです。


ちょっと前に戻りますが、10月・11月はこちらの暮らしならでは、の楽しいことをやりました。
10月には初めての稲刈り。5月に泥んこになって田植えをしましたが、あれから5ヶ月、稲穂が稔ったおぐらやま農場の田んぼで、援農にやって来た東京の学生たちと一緒に手刈りでやりました。
機械でやればすぐのところを、田んぼの水が抜けずに機械が入れず、人海戦術ではざがけまでを2日間かけてやり終えました。
若い連中で賑やかな田んぼを、通りすがりの車の人たちがスピードを落として珍しそうに眺めてました。

畑の冬野菜の収穫もやりました。
大根、人参、白菜、野沢菜。
暁生のキラ農法の肥料がいいのか、白菜も大根も立派なものができましたでした。漬物用の大根は短いせいもあって抜けやすく、風も張り切って収穫してました。
簡単に抜けすぎて、尻餅ついたりしてましたよ。
(フォトアルバムに写真を載せています。)

お盆休みの前に、今が適期だと頑張って早起きして畝作りをして、
遊びに来ていた親父にも手伝ってもらい種まきをしたのが、
こうやって野菜になったんです。(嬉しくて親父にも白菜を送っちゃいました。)
畑に行くと嬉しい気持ちになります。稔っていくこと、生み出されることの喜びなのでしょうか。
ある時期にきっちり種を播いておけば、こうやってちゃんと畑が生み出してくれるんですね。なんだか不思議だし、畑ってすごいなあ〜と思います。
でも、暮らしの中にこうやって生産する要素があるってのは、とても大きいことのように思います。

野菜と言えば、お隣のおじいちゃんが庭に野菜を置いてくれるんです。
うちも作ってるものもあるのですが、おじいちゃんがニコニコしながらくれるので、もらっています。
悦子とは、「ごんぎつねのようなおじいちゃんだね。」なんて笑っていますが、僕は会社からもらって帰ったお酒を置き返しています。


11月の終わりに、隣組(長野県の自治会組織)の同じ班の隣近所さんたちと、
班の恒例行事である日帰りの温泉旅行に行きました。
その時に来年の班長さんを決めたのですが、僕がやらせてもらうことになりました。こういったこともきっかけにして、地元地域の方たちともっと知り合えたり、慣れ親しんでいければいいなあと思っています。


さて晩生のふじの収穫も終わり、畑のりんごの樹々は実もなくなり、葉も落ちて、今は魔女の手のような姿になっています。おぐらやま農場の収穫も全て終わりました。
恒例のりんご販売ツアーもあり、今年は僕も安曇野から東京町田や湘南藤沢に出かけていきました。去年までは街に住み、村から来る暁生たちを受け入れていましたが、今年からは僕も受け入れてもらう側になりました。みんなに久々に会えて楽しかったです。


さて最後に増田ファミリーと宿づくりについて。

前号のメールでは大いにご心配をおかけしました。そしてたくさんのメールありがとうございました。
今回のことで、夫婦のこと、悦子との関係を考え直しましたが、一緒に人生を歩んでいきたいという思いを強く認識しました。
ああだこうだ言い合ったり、自分の気持ち(ワガママな部分も含めて)を出した分、それだけ話ができたのだと思います。
気持ちを伝え合って、納得してやっていきたい、そうはっきりと思える相手なんだと自覚しました。
日記にもその思いを書きました。
 ↓
『お〜幸せはどこにあるかい?』

宿づくりについては、宿を本業で行う方向で、具体的な計画を立て始めています。
冬の寒さを越えてこの地で生きていく手応えを掴んだ春には、文書にしてご希望の方にはご覧頂こうと思っています。

物件も見て回っていますが、この場所で宿がやれたら素晴らしいなあ・・・とバシッとくる場所に出会えません。
宿の料理も含めて、どのようなスタイルがよいのか、やりたいのか、ということも考え続けています。
料理については、とにかくまず僕が料理に慣れ親しむことだと思い、時々包丁を握っております。


今年も残すところあとわずか。
夢の方向へと半歩でも進んでいることを願いながら。


皆さんの近況も聞かせてください。
それではまた。




長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでの感想やご意見・アドバイスをいただければと思います。
メール boetu@d6.dion.ne.jp