増田望三郎@安曇野です。
こんばんわ。
久しぶりの安曇野地球宿通信です。


信州安曇野は夏真っ盛りです。
松本までの通勤電車は田んぼの中を走っていくのですが、
車窓から見える緑の海原に思わず見入ってしまいます。
夏は大好きな季節です。

夏になると来客も増えます。
乳飲み子が居るので、今年は『カントリーイン増田家』を
呼びかけてはいないのですが、それでも友人知人が頻繁にやって来ます。

カブト虫をデパートでしか買ったことがない我が子に、
ぜひ木にいるカブト虫を獲らせたいというお父さんがいて、
東京からのファミリーを受け入れました。
早起きして近くの林に連れていくと、いました2匹も。
デパートのカゴの中にいるのではなく、木で樹液を吸っているカブトです。
同じく獲りに来ていた地元の親子が、こちらの多摩ナンバーの車を見て、
クワガタを1匹その子に手渡してくれました。
こんなこともその子にどんなふうに残っていくのでしょうか。


先週末は男仲間が家族を連れて集まりました。
「久しぶりに男同士で語ろうや。」と呼びかけたのですが、
大阪、愛知、岐阜からもやってきて、総勢7人が安曇野に集まりました。
95年の秋にも男合宿なるものをやったことがありましたが、
あれからちょうど10年経って、それぞれ結婚したり、子どもができました。
夫婦のこと、子育てのことが主テーマでしたが、
それぞれ等身大で、日常の暮らしの中でどう生きていくか、
自分の本当に心に願うものにどう向かっていくかということを
抱き続けているんだな、そんなことを感じ合った男達の夜
でした。



家族のことを少し。

光はもうすぐ3ヶ月。すくすくと育っています。
近頃は笑うようになってきて、こればかりは本当にたまりません。

悦子は光の子育てについて、比較的楽にやっていると言っています。
僕も会社にお願いして、1時間出社を早め、
その分1時間早く上がらせてもらい、7時前には家に帰り着いています。
風呂入れや食器の洗い、オムツ換え等あれこれやっていますが、
中でも大きいのは僕でも光を寝かせつけられることです。
(おっぱいの時はダメだけど。)
風の時は僕では寝なかったのに光は寝てくれます。
男同士、何か近しいものがあるのでしょうか。

大変なのは風でした。
誕生の瞬間を一緒に迎え、好スタートを切ったものの、
いざ家族4人の生活が始まってみると、これまでは自分だけのものだった親が
そうではなくなり、落ち着きが無い不安定な状態が続いていました。
わざと光に意地悪をしてみたり、親の言うことを聞かなかったり、
そんな風に対して、僕らもついキレて怒ってしまうということもありました。

でもそんなふうに表れてくる風の心のうち、その喪失感の大きさは
どれほどなのだろう?と考えてみると、そういった行動も彼女なりの
訴えなのかもしれません。
抑えきれない気持ちをそのまま出せているのもいいよなあ。
そして、そんなふうに愛情をほしがっている風のことが
可愛くて思えて仕方なかった
です。

2人目が生まれたら、上の子を意識して可愛がるように・・・と言われますが、
悦子とどんなふうにして、風との時間をしっかりつくるかを話し合い、
あることを思いつきました。
それは毎日寝る前に少し時間をとって、『一日やってみて』を
3人で出し合う場を持つことにしたのです。

『お父さんはね、会社で今日こんなことがあったんだよ。』
『お母さんは、今日ね・・・』
『ふうちゃんは、きょうほいくえんでぷーるしたの。』

出来事だけでなく、その時どう思ったのかという気持ちの部分も話すようにして、
嬉しかったこと、楽しかったこと、嫌だったことをみんなで聞き合いました。
この場を持ちつづけたからなのか、風も日々成長しているからなのか、
風も少しづつ落ち着いてきています。
こういった日々の家族の営みを大事にしていきたいと思っています。



さて地球宿について。

ホームページに地球宿のコンセプトを新しく追加しました。
宿をやろうと志を立ててから今日まで描いてきたものを、
現段階のものとしてまとめてみたものです。
構想先行のところがありますが、これに向かって一歩づつ進んでいきたいです。
詳細はサイトをご覧下さい。
 ↓
地球宿ってこんな宿

さらに今週末より沖縄に一人旅に行きます。
東京に居た頃から一度訪れたいと思っていた宿があるのです。
沖縄は『ゆんたく』という、人が集い、泡盛片手に語り合い、
心を通い合わしていく文化があるようで、
人と人とが出会う沖縄の「ゆんたく宿」をいくつか泊まり歩く予定です。

宿が始まるまでの今の時期に、そういうところを体感して、
地球宿の中身をさらに描いていきたいと思っています。
また僕自身も旅人になり、良き出会いや体験をすることができればと思って、
押入れにしまってあったヒッチハイク用のマイボードを取り出しました。



最後に田んぼについて。

田植えから2ヶ月。僕の田んぼにも稲穂が出ました。
緑の稲の中に、まだ青いけれど確かに米粒が稔っています。
「お米ができるのか・・・。ほんとうに・・・。」
稲穂を目の前にして、米が獲れる実感が湧いてきました。

ヒエ取りで田んぼの中を素足で歩くと、カマキリやクモ、トンボなどが
緑の細長い葉にとまっています。その然とした様に思わず微笑んでしまいます。
雑草を食べてくれるはずのアイガモ農法ですが、ヒエ取りに苦心しましたが、
それもなんとか一通り取り終え、旅立つ前の農作業、後は冬野菜の種蒔きです。


作物を通じて感じる季節の移り変わりと時間の流れ。
家族や仲間との安曇野での暮らし、各地から遊びに来てくれて、
各地に帰っていく仲間たち、そしてこれから向かう沖縄。
生きていく舞台の無辺・無境さ。
いろいろなものが僕の心の中に織り成されて、今年の夏が進んでいきます。




長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでの感想やご意見・アドバイスをいただければと思います。
メール boetu@d6.dion.ne.jp