増田望三郎@安曇野地球宿です。
こんにちわ。
今年は梅雨の合間にもしっかり晴れ間が広がってくれています。
雨とお日様とが代わる代わる注がれて、田畑の作物たちもいい感じで成長しています。
田んぼも2年ぶりにアイガモ農法に戻しましたが、
アイガモたちが気持ち良さげに泳ぎ回り、株についてる虫を食べたり、
草を取ってくれています。
今年のアイガモは絶好調のようで、僕は除草をほとんどしていません。
稲の色も緑濃く、株の分けつも進んでいます。秋が楽しみです。
農作業も宿も繁忙期が続いていますが、
今期の地球宿はいくつか新しいことが始まっています。
一つはウーフ(WWOOF)制度を利用し、農業ステイする人を受け入れています。
ウーフというのは、ウーファー(ウーフをする人)が有機農家に対し、
一日6時間を目安に労働を提供し、ウーファーを受け入れるホスト農家は、
ウーファーに対し3食と宿泊を提供し、無償で交換し合う制度です。
ウーフジャパンの公式サイト
昨年も一時的に受入れていたのですが、今年は畑が増えたこともあり、
5月中旬から7月末まで、香港、アメリカなど海外の方も含め、
ウーファーさんに常時滞在してもらっています。
おかげで稲、エゴマ、大豆、夏野菜の定植が終り、忙しい中にも楽しく、
少し余裕を持って前半の農繁期を乗り越えることができました。
彼らは仕事を辞めたり、長期の休みを取って来ていて、
これからの人生や生き方について考えている人が多く、
農作業の手伝いだけに終わらず、作業中や夜の時間に語り合ったりしています。
安曇野は友人のおぐらやま農場や津村農園、ひつじ屋さんなど、
ウーファーを受け入れるホスト農場がたくさんあります。
安曇野のホスト農家をハシゴしているウーファーさんも居るぐらい。
「安曇野に行けば、人生やこれからの将来のことを考えることができる。
この安曇野がウーファーさんにとって、そんな地域になればいい。」
そう言ったのはウーファーさんをもう何年も前から受け入れ続けている
おぐらやま農場の松村暁生さん。
ウーファーさんは、みな一様に、
「また安曇野に帰ってくる。」と言って、出発していきます。
農業をしながら共に暮らし、何かこれからの人生に繋がるものを得ていく。
この安曇野がウーファーさんにとっても心のふるさとになるのなら嬉しいです。
2つ目は、宿が始まる年に植えたブルーベリーが、いよいよ今年から収穫です。
樹にたくさんの実がついて、薄緑色から徐々に熟して紫、黒色になっています。
7月からはブルーベリーの収穫体験も企画しており、生のブルーベリーを
摘み取ってその場で食べてもらえます。
ブルーベリー畑で、楽しく摘み取る姿を描いて栽培してきましたが、
その夢がいよいよ実現します。
宿泊ゲストだけでなく、一般の方の摘み取りもOKですので、
どうぞブルーベリーを口いっぱいに頬張りに来てくださいね。
地球宿のブルーベリー摘み取り体験
宿の方はGWは盛況で、1泊の滞在予定が2泊3泊と延泊する人が何人もいて、
その人たちも安曇野観光に行かずに、宿でノンビリと過ごしてました。
洗濯物を取り入れたたんでくれたり、畑仕事を手伝ってくれたり、
『地球宿』という家で、みんなで一緒に暮らしている感じでした。
その後6月に入っても、平月にも関わらず宿泊ゲストが続きました。
安曇野を舞台にして、農の現場に触れながら、人と人の心通う繋がりを
つくりたいという神奈川のグループの体験企画。
シュタイナー教育や環境エネルギーの専門家の方々が訪れ、
講演会や懇談会を開いてくれたりもしました。
他の地域で宿をやってる同業の方たちも、何人か続けて来てくれて、
大いに刺激を受けました。
そうそう、先日はテレビ番組の収録でV6の岡田君も来てくれました。
TBS「クマグス」 7月15日(木)午後11時50分〜放送です。
とにかくまあいろんな人がいろんな切り口でやって来てくれます。
自分が旅に出なくても、たくさんの出会いを頂き、
新しい知識や知恵を聞かせてもらいます。
出会いの宿の面白さですね。
さて宿が賑わう分、家に帰って家族と寝たり、食事をしたり、という機会が
どうしても少なくなっています。世界一距離の短い単身赴任状態です。
お父さんが家に居ないのも、子どもたちはそういうもんだと思っているようです。
でも宿と家との距離が近い分、ちょっとした合間の時間で行き来ができて、
親は子どもの、子どもは親の、なんとなくの気配を感じられています。
久々に家で過ごすと、
「オセロやろ〜」、「花札やろ〜」、「クワガタつかまえたよ。」とか、
子どもたちから僕に対しての働きがけがあります。
忙中の閑、家族にとって、僕にとって大切な時間です。
さあ7月に入り、夏休みが近づいています。
安曇野の夏はとても爽やかですよ。暑くても蒸し暑さが無い。
山で川で遊びましょう。畑も夏野菜がいっぱい獲れていますよ。
今日食べたレタスの初物、お義父さんが感動してました。
ぜひ安曇野に遊びに、新鮮な野菜を食べに来てくださいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
みなさんの近況もお知らせくださいね。
長文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでの感想やご意見・アドバイスをいただければと思います。
メール boetu@d6.dion.ne.jp